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タイトル8巻変更部分
記事No306
投稿日: 2006/11/01(Wed) 12:39
投稿者tula
以下、随時変更部分をあげていきます。
ただし、細かい修正(てにをはなど)はキリがないのであげません。

タイトル17(19)話:シャツ話追加
記事No307
投稿日: 2006/11/01(Wed) 12:47
投稿者tula
p.23(1節のラスト)
【旧】
 今日から行くのはさすがに余裕がないから、と、明朝出発することになった。

【新】
 今日から行くのはさすがに余裕がないから、と、明朝出発することになった。
 ラクリマは昨晩のうちに仕上げてあったシャツをGに贈った。カインにあげたのは生成りの生地だったが、女性のものは薄べに色に染めた生地を使ってあった。Gはことのほか喜び、すぐに身に着けた。


p.57(4節冒頭・旧テキスト大幅改変につき省略)
【新】
 6月17日、研究所跡へ向けて出発した。夜、名前の縫い取りを終えて、ラクリマはヴァイオラにシャツを贈った。やはりGと同じ色の布地で作ったものだった。
 6月19日の夕方、目的地に到着した。

タイトルこの件じゃないところの修正点候補
記事No308
投稿日: 2006/11/01(Wed) 22:04
投稿者竜田久緒
スレッドたてるのもなんだからここに。

17話10p13 :獣人たちが…好きだ。」 →句点あり
18話24p6 :驚いたように口にした「コーラリックさん〜 →ここから2行あとまでずっとつながっているので、カギ括弧の後ろで改行するか句点いれた方が良いかも。
18話31p  →アルトの手紙の前、もう少し区切りをはっきりさせた方がいいかもしんない。2行あけるとかヘルモークの最後にダッシュ入れるとか。

あと修正じゃないけど17話32pあたりのピンブローチ、ヴァーさんの分が無いことについてはつっこみいれなくていいよね?

タイトルRe: この件じゃないところの修正点候補
記事No309
投稿日: 2006/11/02(Thu) 12:39
投稿者tula
> 17話10p13 :獣人たちが…好きだ。」 →句点あり
削除します。

> 18話24p6 :驚いたように口にした「コーラリックさん〜 →ここから2行あとまでずっとつながっているので、カギ括弧の後ろで改行するか句点いれた方が良いかも。
以下のように修正。
(前略)驚いたように口にした。「コーラリックさん、どうなさったんですか」コーラリックはヴァイオラたちの冒険に加わったことを説明してから、何か出たのかと壊れた柵を見て言った。

> 18話31p  →アルトの手紙の前、もう少し区切りをはっきりさせた方がいいかもしんない。2行あけるとかヘルモークの最後にダッシュ入れるとか。
行数次第です。余れば2行空きにしようと考えていました。

> あと修正じゃないけど17話32pあたりのピンブローチ、ヴァーさんの分が無いことについてはつっこみいれなくていいよね?
入れたほうがよければ入れてください。

タイトルとりあえず
記事No310
投稿日: 2006/11/04(Sat) 21:13
投稿者OKM
まだ読み込み途中なのですが、既出でないモノでとりあえずひとつ。

17話P18、後ろから7行目「この家での15年」部分ですが、他の場所が「十二年」など漢数字になっているので統一しても良いかと思います〜

タイトルRe: とりあえず
記事No311
投稿日: 2006/11/07(Tue) 14:14
投稿者tula
> 17話P18、後ろから7行目「この家での15年」部分ですが、他の場所が「十二年」など漢数字になっているので統一しても良いかと思います〜

直しました。

タイトル17(19)話・変更 その1
記事No312
投稿日: 2006/11/07(Tue) 14:28
投稿者tula
p.23
 今日から行くのはさすがに余裕がないから、と、明朝出発することに決まった。
 ラクリマは昨晩のうちに仕上げてあったシャツをGに贈った。女性のシャツには、薄べに色に染めた生地を使ってあった。Gはことのほか喜び、すぐに身に着けた。

p.24
 コーラリックが自分もこれから彼らの仲間として経験を積むつもりであると言うと、トーラファンは大仰に喜んでみせ、思わせぶりな台詞を口にした。
「それはよかった!! 君もきっと得がたい経験ができると思うよ。魔術師として、将来、大いに役立つだろう」
 と、出しぬけにGがトーラファンに向かって口を開いた。

p.27
 Gはどう言い直すか迷った。刹那、夢で感じ取った激しい感情が蘇った。ロッツの激しく哀しい想い││死にたい。死んでしまいたい。裏切りたくない。裏切らなければならない。知られたくない。決して知られてはならない、あのひとに……あのひと││自分を認めてくれ、初めて信頼してくれた大切な││ヴァイオラに対する、苦く、深い思慕の情……。
 そんなふうに頭の中でぐるぐる考えていると、ラクリマが部屋から出てきた。お待たせしましたと断ってから彼女は、帰りに薬屋へ寄りたいと皆に頼んだ。もちろん異存はなかった。

p.29
トールに頼んで値切ってもらったが、佳品につき金貨四百枚近くも支払わなければならなかった。

p.57
 6月17日、研究所跡へ向けて出発した。夜、名前の縫い取りを終えて、ラクリマはヴァイオラにシャツを贈った。Gと同じ布地で作ってあった。
 その二日後の夕方、目的地に到着した。

タイトル17(19)話・変更 その2
記事No313
投稿日: 2006/11/07(Tue) 17:54
投稿者tula
p.114
この世の憂いをすべて忘れ、ただ楽しい思いに耽る----そうした快楽を初めて味わい虜となった彼の頭の中には、ただ、隣に座っていたお嬢さんのことしかなかった。

p.117
 それでも、いつか「リップちゃん」が戻ってくるだろうと、彼は動かなかった。当然ながら、彼女は戻ってこなかった。とっくになじみの客と二階の個室に上がっていたのだ。

p.118
 セリフィアに促されて部屋に戻ると、ヴァイオラの書き置きがあった。

p.119
 ちょうどいいからセリフィアに図書館で便宜を図ってもらえることも伝えようと、一度宿に戻りたい旨をトーラファンに告げた。老魔術師は「いいものがある」と言って、自らの書斎で嬉しそうに呪文を唱えた。と、何もなかった壁際にいきなり扉が現れた。木製の片開きで、どこにでもあるようなふつうの扉だ。

p.126
 カインはどうせならと、そのへんで様子を窺っていたセリフィアも呼んで、二人の口からじかに昨夜の顛末を話させた。話は、先刻の推測どおりだったが、続きがあった。泣き濡れるラクリマをなだめすかして帰したあと、セリフィアはさらにGを求めたのだった。

p.131
「わ、私……」そう言ったきり、ラクリマは往来の真ん中で泣き出してしまった。

p.142
「よければもう少し話をしないか? できればふたりだけで、ゆっくり」
と、ティバートはラクリマを誘った。ラクリマはためらったが、離れがたかったし、なにより彼女はティバートに「NO」と言うことができなかった。そうして請われるままに上の部屋へと上っていった。酒場に残った面々は、なんともいえない顔でその後ろ姿を見送った。

p.152
「『お前ら』!?」自分のことは棚に上げ、ティバートの呼び方にいきり立つGを、カインは「まぁとりあえず聞こう」と落ち着かせた。

タイトル17(19)話:上記その1その2で
記事No314
投稿日: 2006/11/07(Tue) 17:59
投稿者tula
1ページ減り、さらに6行ほど余裕があります(組んでみないとわからないが、少なくとも4行はアキがあると見ていいだろう)。
追加したい部分があれば今のうちにお知らせください。

タイトル修正というよりは気付いた点。
記事No315
投稿日: 2006/11/07(Tue) 22:19
投稿者OKM
17話 P145
遷りゆく→ルビあったほうが読みやすいと思います。直前の疾さにも付いているし。(「弁える」は大丈夫だと思うのですが…)

18話 P40
話したいことがいっぱいあるって言ってたぞ」→確かにこう言ったと思うのですが、セリフィアさんって、ヘルモークさんには敬語じゃなかったでしたっけ?読者さんにわかりにくくないでしょうか。…やっぱりアルト抱えてて舞い上がっているのか!?(笑)

数字、ちゃんと意識して読み直したら二桁の所はみんな数字でしたね…
族長の所だけ漢数字だったです、すみません〜

タイトルRe: 修正というよりは気付いた点。
記事No316
投稿日: 2006/11/08(Wed) 15:50
投稿者tula
> 17話 P145
> 遷りゆく→ルビあったほうが読みやすいと思います。直前の疾さにも付いているし。(「弁える」は大丈夫だと思うのですが…)

つけときます。

> 18話 P40
> 話したいことがいっぱいあるって言ってたぞ」→確かにこう言ったと思うのですが、セリフィアさんって、ヘルモークさんには敬語じゃなかったでしたっけ?読者さんにわかりにくくないでしょうか。…やっぱりアルト抱えてて舞い上がっているのか!?(笑)

アルトで舞い上がってます(笑)。
読者はそこまで読み分けてないと思いますし、前後を読んでだれの台詞かわからないことはないと判断しました(むしろ敬語にするとラクリマと混同しそう)。
でも目上の者に対するセリフィアの卑屈さを出したいなら、敬語に変えますが。

> 数字、ちゃんと意識して読み直したら二桁の所はみんな数字でしたね…
> 族長の所だけ漢数字だったです、すみません〜

本文書体は二桁を横並びにしておりアラビア数字でOKなのですが、神託や夢の書体はどうも二桁横並びにするとかさばるので、今回、私のほうですべて漢数字に直しました(アルトの手紙の日付を除く)。
ですのでご指摘は正しいです。

タイトルRe^2: 修正というよりは気付いた点。
記事No319
投稿日: 2006/11/09(Thu) 13:16
投稿者OKM
> アルトで舞い上がってます(笑)。
> 読者はそこまで読み分けてないと思いますし、前後を読んでだれの台詞かわからないことはないと判断しました(むしろ敬語にするとラクリマと混同しそう)。
> でも目上の者に対するセリフィアの卑屈さを出したいなら、敬語に変えますが。

ラクリマさんと間違われるのはこまりますね…
セリフィアさんは今回(いつもか?)ダメダメなのでこれ以上強調することもないでしょうし、じゃあやはり舞い上がっているということで(笑)

> > 数字、ちゃんと意識して読み直したら二桁の所はみんな数字でしたね…
> > 族長の所だけ漢数字だったです、すみません〜
>
> 本文書体は二桁を横並びにしておりアラビア数字でOKなのですが、神託や夢の書体はどうも二桁横並びにするとかさばるので、今回、私のほうですべて漢数字に直しました(アルトの手紙の日付を除く)。
> ですのでご指摘は正しいです。

了解です〜、ありがとうございます。

タイトル18(20-21a)話・変更 その1
記事No317
投稿日: 2006/11/08(Wed) 18:44
投稿者tula
p.11
 エステラが隊商の人間に避難を呼びかけると同時に、彼らを護るべく広範囲に効果のあるプロテクションフロムイビル〔悪からの防御〕をラクリマが、ヘイスト〔加速〕をコーラリックが唱えだした。ヴァイオラはディテクトイビル〔悪を見破る〕によって、他に伏兵がいないことを確かめた。

p.23
 老婆はかわるがわる顔を眺め、「キャスリーンだよ」と名乗った。「入れ替わりの激しいお仲間だね」と彼女が漏らすのを聞いて、ヴァイオラは思った。(好きで激しくしてるわけじゃないんだけど)

 まず、6月27日にウェアタイガーの姿をしたハイブブルードたち6体が襲ってきた。このときはグルバディたちとスカルシ・フェリアの働きで死者は出さずに済んだ。あとは、先日、酒の席でいさかいがあり、その折りに壊れた柵を現在修復中であると、彼は告げた。

p.24
 キャスリーンがカーレンやリールとともに帰っていったあとで、ラクリマとコーラリックはブローウィンのところへ歩いていった。ブローウィンは驚いたように口にした「コーラリックさん、どうなさったんですか」コーラリックは、ヴァイオラたちの冒険に加わったことを説明してから、壊れた柵を見て、何か出たのか尋ねた。

p.29
 ウェイトレスのヘレンが話しかけてきたが、ガサラックは黙っていた。

p.31
※アルトの手紙の前、2行アキに。

p.36
 村娘たちによれば、最近で一番大きな話題はどうやらジウントルの結婚らしかった。彼女たちの友人ルーテラと熱烈なる恋愛の末、所帯をもったということだった。「子どもができたみたいよ」とも言った。

「ラムイレスは人の狩り場を荒らしているという噂よ」

p.39
 アルトは深く眠っていた。身じろぎもせず、静かに横たわっている。セリフィアは思わず呼吸を確かめた。息が手に掛かってホッとした。丁寧に上掛けをめくり、アルトの身体の下にそっと両腕を差し入れて抱き上げた。ラクリマが扉を押さえている間に部屋を出た。

p.52
 トールはじゅうたんをめくったり段の感触を確かめたりいろいろしていたが、程なく「あ、面白ぇ。階段からもっと離れてくれ」と皆に言い、自分は裏側に入りこんで何やらごそごそやりだした。

p.57
と、ガルモートに尋ねたが、相手はセリフィアの剣先を気にしながら情けない声を上げた。
「知らないよ。だから言っただろ、オレはバグレスにそそのかされただけなんだ!」

p.61
 ヴァイオラはわざと穏やかに話しかけた。その後ろからセリフィアがボソッと、しかし相手に聞こえるくらいの声で、「ヴァーさん、こいつ、殺っちまっていいか?」と凄んだ。

 実はセリフィアたちの振る舞いは、彼を起こす前に打ち合わせ済みのものだった。

 ガルモートはすっかり恐れをなし、心映えも変わったらしく「そうしよう」と項垂れた。

彼は署名したうえに、自分が嵌めていた指輪の印章を捺印した。

p.67
 村全体が起きだすころ、ガルモートは広場に村人を集め、先ほどと同じ演説を立派に行った。

p.70
「ヴァイオラさん、今日だけ警備をどなたかにお願いできませんか。ただ、たいへん申し訳ないのですが、やっていただいても金貨1枚くらいしか差し上げられないと思いますけど」

p.72
「あれ、セイ君は?」
「なんだか走って出ていきましたけど」
 「木こり」亭に行ったな、と、思ったが、放っておくことにした。彼がどういう振る舞いに出るにせよ、問題は自分自身で片付けてもらおう。そう考え、ヴァイオラはラクリマに向かって「今日の呪文なんだけど……」と別な話を始めた。

p.73
 Gの念頭にあったのは、クローン〔複製〕の呪法だった。その素材を調達するために、彼女は、耳の下あたりからばっさりと髪を切り落とした。

p.80
 ベルモートが去ったあとで、セリフィアも腰をあげ、そのまま「木こり」亭を出た。

タイトル18(20-21a)話・変更 その2★追記アリ
記事No318
投稿日: 2006/11/08(Wed) 18:47
投稿者tula
変更というか、質問。
あと1件質問があるが、それはこの場ではとてもまとまらないので今日の夜中か明日昼までにあげます。→アップしました。

p.73
 紙を折り畳み、見えるところに宛名を書いて紐でくくった。髪の容れ物に添え、宿の主人に「自分たちがハイブコアから帰らなかったらこれをエステラの隊商に渡してほしい」と頼んだ。

とありますが、「自分たちが」でいいですか?
「自分が」ですか?

P.44
ラクリマの「夢見石」に対する恐怖について、もう少し補足が必要でしょうか? 現状で問題ないでしょうか?
【現状】
 ラクリマはすぐには答えられなかった。答えは最初から決まっていた。それでも恐怖ですぐには口が開けなかった。『夢見石』のことはパシエンスでサラから聞いて知っていた。サラは努めて明るく語ってくれたが、その本質的な恐怖をラクリマは感じ取っていたし、怖がる彼女に対してサラは「私たちには手に余るものだから、ああいうものには近づいちゃだめだよ」と忠告した、そのときの真摯な瞳を忘れたことはなかった。ラクリマは少し目を落とし、震える手を組んだりほどいたりしていた。ようやく顔をあげて、細い声で言った。

【たとえば改定案:ただしさらに1行削減が必要】
 ラクリマはすぐには答えられなかった。答えは最初から決まっている。それでも恐怖で口が開けなかった。『夢見石』のことはパシエンスでサラから聞いて知っていた。それは、所有者の抑圧された願い(夢)を歪んだ形で実現することで、その者の人間性を根底から否定し貶める、悪意なき悪意の塊りとも言うべき「石」だった。サラは努めて明るく語ってくれたが、その本質的な恐怖をラクリマは感じ取っていたし、「私たちには手に余るものだから、ああいうものには近づいちゃだめだよ」と忠告してくれた彼女の真摯な瞳を忘れたことはなかった。ラクリマは少し目を落とし、震える手を組んだりほどいたりしていた。ようやく顔をあげて、細い声で言った。

タイトルRe: 18(20-21a)話・変更 その2★追記アリ
記事No320
投稿日: 2006/11/09(Thu) 13:35
投稿者OKM
> 変更というか、質問。
> あと1件質問があるが、それはこの場ではとてもまとまらないので今日の夜中か明日昼までにあげます。→アップしました。
>
> p.73
>  紙を折り畳み、見えるところに宛名を書いて紐でくくった。髪の容れ物に添え、宿の主人に「自分たちがハイブコアから帰らなかったらこれをエステラの隊商に渡してほしい」と頼んだ。
>
> とありますが、「自分たちが」でいいですか?
> 「自分が」ですか?

帰還するかどうかはパーティ単位で考えていたと思うので「自分たちが」で大丈夫です〜、一蓮托生〜(一番死にやすいくせに(笑))

> P.44
> ラクリマの「夢見石」に対する恐怖について、もう少し補足が必要でしょうか? 現状で問題ないでしょうか?
> 【現状】
>  ラクリマはすぐには答えられなかった。答えは最初から決まっていた。それでも恐怖ですぐには口が開けなかった。『夢見石』のことはパシエンスでサラから聞いて知っていた。サラは努めて明るく語ってくれたが、その本質的な恐怖をラクリマは感じ取っていたし、怖がる彼女に対してサラは「私たちには手に余るものだから、ああいうものには近づいちゃだめだよ」と忠告した、そのときの真摯な瞳を忘れたことはなかった。ラクリマは少し目を落とし、震える手を組んだりほどいたりしていた。ようやく顔をあげて、細い声で言った。
>
> 【たとえば改定案:ただしさらに1行削減が必要】
>  ラクリマはすぐには答えられなかった。答えは最初から決まっている。それでも恐怖で口が開けなかった。『夢見石』のことはパシエンスでサラから聞いて知っていた。それは、所有者の抑圧された願い(夢)を歪んだ形で実現することで、その者の人間性を根底から否定し貶める、悪意なき悪意の塊りとも言うべき「石」だった。サラは努めて明るく語ってくれたが、その本質的な恐怖をラクリマは感じ取っていたし、「私たちには手に余るものだから、ああいうものには近づいちゃだめだよ」と忠告してくれた彼女の真摯な瞳を忘れたことはなかった。ラクリマは少し目を落とし、震える手を組んだりほどいたりしていた。ようやく顔をあげて、細い声で言った。

現状で伝わるとは思いますが、改訂して説明を深くすると後に獣人なら持っていて悪影響を受けない云々の話の時の複線になって良いかと思います。
その時の説明が楽かな〜と!
スペースがあればの話ですが(ーー;)

タイトル余裕があるなら
記事No321
投稿日: 2006/11/09(Thu) 21:19
投稿者竜田久緒
>所有者の抑圧された願い(夢)を歪んだ形で実現することで、その者の人間性を根底から否定し貶める、悪意なき悪意の塊りとも言うべき「石」だった。

たしかに夢見石の説明をもうちょい細かくしておくといいかも。「ひとの手に余るけれど、その力ゆえに惹かれてしまう」というような。

あ、でもラクリマ視点だからそういう表現にはならないか。

タイトル追加修正
記事No322
投稿日: 2006/11/10(Fri) 01:28
投稿者tula
17話
p.13
「答え」で統一

p.23
「うすべに色」に開く

18話
p.18
(呪文か!?)の一行削除

p.44
 ラクリマはすぐには答えられなかった。答えは最初から決まっている。それでも恐怖で口を開けなかった。『夢見石』のことはパシエンスでサラから聞いて知っていた。話を聞く限りそれは、手に入れた者の抑圧された願い(夢)を歪んだ形で実現することで、その者の人間性を根底から否定し貶める、悪意なき悪意の塊りとも言うべき「石」だった。サラは努めて明るく語ってくれたが、その本質的な恐怖をラクリマは感じ取っていたし、「私たちには手に余るものだから、ああいうものには近づいちゃだめだよ」と忠告してくれた彼女の真摯な瞳を忘れたことはなかった。
 少し目を落とし、震える手を組んだりほどいたりしてから彼女はようやく顔を上げ、細い声で言った。「わ、私は、皆さんと一緒に、行きます…」

p.86【これでさらに1行削減】
 ヴァイオラはブリジッタを見た。さすがに彼女もその後についてはまだ思案中のようだ。ベルモートはみんなの顔を代わる代わる見るだけで、これも定見がないらしい。
 十分な時間をおいて、ヴァイオラは口を開いた。