タイトル | : 追加修正 |
投稿日 | : 2006/11/10(Fri) 01:28 |
投稿者 | : tula |
17話
p.13
「答え」で統一
p.23
「うすべに色」に開く
18話
p.18
(呪文か!?)の一行削除
p.44
ラクリマはすぐには答えられなかった。答えは最初から決まっている。それでも恐怖で口を開けなかった。『夢見石』のことはパシエンスでサラから聞いて知っていた。話を聞く限りそれは、手に入れた者の抑圧された願い(夢)を歪んだ形で実現することで、その者の人間性を根底から否定し貶める、悪意なき悪意の塊りとも言うべき「石」だった。サラは努めて明るく語ってくれたが、その本質的な恐怖をラクリマは感じ取っていたし、「私たちには手に余るものだから、ああいうものには近づいちゃだめだよ」と忠告してくれた彼女の真摯な瞳を忘れたことはなかった。
少し目を落とし、震える手を組んだりほどいたりしてから彼女はようやく顔を上げ、細い声で言った。「わ、私は、皆さんと一緒に、行きます…」
p.86【これでさらに1行削減】
ヴァイオラはブリジッタを見た。さすがに彼女もその後についてはまだ思案中のようだ。ベルモートはみんなの顔を代わる代わる見るだけで、これも定見がないらしい。
十分な時間をおいて、ヴァイオラは口を開いた。